今回のメソッドではカレンダーのタイムゾーンを設定するsetTimeZone()メソッドを紹介します。
タイムゾーンは基本的には自分が住んでいる場所が設定されていると思いますが、タイムゾーンが住んでいる場所と異なると、カレンダーの予定を作成したりする際に思った通りの時間に予定が作れなかったりしますので、概念としては理解しておいたほうが良いかと思います。
カレンダーのタイムゾーンを変更すると海外時間のカレンダーを簡単に作成することが出来ますので海外とやり取りする人や海外旅行に行く人などはタイムゾーンが便利かもしれませんね。それでは、使い方の説明を始めます。
カレンダーのタイムゾーンを設定するメソッド — setTimeZone
このメソッドを使えば、登録されているカレンダーごとにタイムゾーンの設定を変更することができるようになります。
コピペで使えるサンプルコードを参照したい方は下記のメソッド名をクリックすればジャンプできますので、手っ取り早くコードを確認したい方はクリックしたら良いと思います。
『 引数に入れる値 』
『関連するメソッド』
合わせて覚えたいカレンダー予定の操作に関するメソッド
- getTimeZone — カレンダーに設定されているタイムゾーンを取得する
setTimeZone()サンプルコード
//カレンダーのタイムゾーンを変更する function sampleCodeForSetTimeZone() { var calendar = CalendarApp.getDefaultCalendar(); //デフォルトカレンダーを指定 var timeZone = "America/New_York"; calendar.setTimeZone(timeZone); }
『 変数の説明 』
calendar = デフォルトカレンダーを代入
timeZone = タイムゾーンを代入
スクリプトができたら▶ボタンでプログラムを実行してみましょう。実行が終了したらデフォルトカレンダーのタイムゾーンはアメリカ東部時間-ニューヨークに変更されています。
実行結果の確認方法は、カレンダーUIからデフォルトカレンダーの「設定と共有」をクリックしてタイムゾーンを確認してみましょう。getTimeZoneの解説ページには確認方法のスクリーンショットも用意していますので、わからない場合はそちらをご確認ください。
タイムゾーンを日本時間に戻すときには”Asia/Tokyo”をtimeZoneに代入してから再度実行してみましょう。
まとめ
今回はカレンダーのタイムゾーンを変更するメソッドを紹介しました。グローバル対応が必要なシステムを作っているときには必要なメソッドになるのではないかなと思います。
こちらのメソッドと合わせて、カレンダーのタイムゾーンを取得するgetTimeZoneも習得しておきたいところですね。
いつものようにサンプルコードはコピーしてスクリプトエディタに貼り付けることでそのまま利用が可能です。実際の挙動はご自身で確認して見てください。
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