今回はGoogleスプレッドシートの小ネタをご紹介します。スマホ用のスプレッドシートアプリからセルの電話番号をタップしてそのまま電話ができたら良いなと考えたことはありませんか?今回はそんな小ネタを記事にしてみようと思います。
電話番号をセルに直接入力した場合には、通常タップしても何も起こらない普通の文字列として扱われます。
そんな電話番号からワンタッチで電話がかけられたら便利だと思いませんか?
やり方を検索しても全然引っかからなかったので、せっかくなので記事にしようと思いこの記事を書いています。
今回は、HYPERLINK関数を使ってこの機能を実装します。
実際にその機能を持たせたスプレッドシートを下記に共有します。
セルの電話番号から電話アプリを起動する方法
簡単そうに見えますが、意外と一筋縄ではいかないのが今回のハマりポイントなのです。
まずは、うまくいかない例を2つほどご紹介します。
ケース1
=HYPERLINK(“171″,”171”)を使ってみる
ケース2
=HYPERLINK(“tel:171″,”171”)を使ってみる
上記の2パターンはどちらもリンクになりません。なぜなら、スプレッドシートのHYPERLINK関数でサポートされているのはhttp(s)から始まるリンクかmailtoしかサポートされていないからです。
メールアドレスであれば下記関数を入れれば
=HYPERLINK(“mailto:admin@xxxxx-xxxx-xxxx.com”,”メールを送信”)
このような関数を入れればスマホのスプレッドシートアプリからでもワンタッチでメール送信先にアドレスを入れた状態でメールアプリの送信画面を開くことができます。
『解決方法』
前置きが長くなりましたが、解決方法を記載します。電話番号の前にhttps://ctrlq.org/call/を付けてあげる事でセルに入力した電話番号がタップで電話がかけられるリンクに早変わりします。
〘関数記載例〙
=HYPERLINK(“https://ctrlq.org/call/171″,”171”)
挙動としては、一度ブラウザが立ち上がりhttps://ctrlq.org/call/171にアクセスした後に電話アプリにリダイレクトされます。開いた電話アプリには電話番号が入力されていると思います。
みなさんも興味があれば試してみてください。
まとめ
今回の記事では、HYPERLINK関数を使って電話番号をタップするだけで電話アプリに電話番号入力した状態で起動する方法をご紹介しました。
HYPERLINK関数はhttp(s)リンクとmailtoリンクしかサポートされていませんので少し工夫が必要ですが、ご紹介した方法を使えば簡単にTap-to-Goの電話番号リンクが作成できます。
みなさんも機会があれば使ってみてください。