予定の最終更新日時を取得する— getLastUpdated()
今回のメソッドは、予定の最終更新日時を取得するgetLastUpdated()メソッドを紹介します。更新時間を取得するなんて監視されているようでなんとなくムズムズしてくるのは私だけでしょうか?今日はそんなgetLastUpdated()メソッドの使い方を覚えていきます。
監視されていそうだなんて物騒な事を言いましたが、このメソッドにもなにか有益な使い方があるはずなので、活用方法も一緒に考えてみましょう。たとえば、ダブルブッキングしてしまったときに、どっちが早く予定を入れたのかを確認するために使用したり、特定の日時以降/以前に更新されたファイルに対して処理を行うなど、活用方法はいろいろとあるかと思います。
『 引数に入れる値 』
今回のメソッドに関しては引数は必要ありません。
getLastUpdated()
//予定の最終更新日時を取得するコード
function sampleCode1() {
var calendar = CalendarApp.getDefaultCalendar();
var date = new Date();
var events = calendar.getEventsForDay(date);
for (var i in events) {
var event = events[i];
console.log(event.getLastUpdated());
}
}
『 変数の説明 』
calendar = デフォルトカレンダーを取得
date = プログラム実行日を代入
events = プログラム実行日の予定を取得
スクリプトができたら▶ボタンでプログラムを実行してみましょう。今回のコードではプログラム実行日の予定が最後に更新された日時を取得してログに表示するコードを書いてみました。プログラムの実行が終了したらCtrl + Enterを打鍵してログを確認してみましょう。日付オブジェクトとして最終更新日が出力されていると思います。
このメソッドの活用方法ですが、GSuiteの管理者ユーザーであれば、レポート機能から更新日時の確認ができますが、一般ユーザーは確認することができませんので、カレンダー編集時に起動するトリガーと合わせてログを記録したりしても良いかもしれませんね。カレンダー編集時のトリガーについては、こちらの記事で詳しく使い方を記載していますので、興味のある方はアクセスしてみて下さい。
まとめ
今回は予定の最終更新日時を取得するgetLastUpdated()メソッドのご紹介をしました。更新時間は通常のカレンダー画面では確認ができませんので、何かに活用ができそうですね。アイディアを考えて、なにかに活用してみましょう。